2020/10/16 09:58
お焚き上げ供養の御本尊は不動明王ですが、不動明王の中でも有名な波切不動についてご紹介いたします。
波切不動とは弘法大師空海が遣唐使の船で唐に留学した帰りに嵐に遭ったために、師僧である恵果和尚から授かった不動明王の法を修法したところ、火焔を帯びた不動明王が出現し、船の行く先の波を鎮めて無事に博多湾にたどり着いたことから波切不動と言われるようになり、空海が日本に着いて恵果和尚から頂いた霊木を自ら刻んだ仏像が高野山南院の波切不動です。
明王とは大日如来の化身として働いてくださっていますので、仏法を護持するためにこのようにして大切な方をお護りするのです。
大切じゃない人は護らないのかと言えばそうではありません、不動明王の仕事が多すぎて何もかもは出来ませんし、時には世の中の事象に任せることもしますので、それは不動明王が決める事であり、そもそも私達の方から熱烈な信仰心が無ければいけないのです。
高野山真言宗やすらか庵仏像イラスト素材
このイラストは無料で使えるイラスト素材として描きました。
弘法大師空海の業績を伝えるためにどうぞお使い下さいませ。